編集/ライター柚月の雑記

テゴマスの青春魂のDVDが発売になりますね。
NEWSとしてのリリースがあるたびに、しつこくツイートしていましたが、待ってましたよこの知らせを!!

これを映像化せずに死ねか! という何者だよってツッコまれるくらいステキなステージで、映像化しないなんて大損失だよ!!とのたうち回りたいくらいでした。……大げさですね。

私は横浜アリーナの金曜公演に入ってきたのですが、もうそれは本当に幸せな時間でした。

まず座席。アリーナ席の某ブロック通路側から二番目、最前列というミラクルな席が割り振られ、月のともだちやらお椀にのって運ばれてくる二人の姿を下から見上げておりました。まっすーの襟足がかわいくてウットリ。

次に演出。キャンドルを灯してのアコースティックライブ。特効などの派手な演出もなければダンスもないという、とことん演出を削ぎ落したステージで、「歌声」という楽器で奏でる二人。amazonの紹介文にあるように、まさに「音楽を届ける」そのものであった。「青いベンチ」をアコースティックで、そしてマイクを外して歌った二人。横浜アリーナに響き渡る二人の声は鳥肌ものでした。お客が入ってのあの静寂は、横アリ史上初のことだったのではないかと思うほどファンも集中して耳を傾けた。

このツアーはアルバム『テゴマスの青春』がベースになっていて、もう全ての楽曲が素晴らしいのだけど、特に印象的なのが「ヒカリ」。

穏やかなトーンのメロディで、これまでの人生を振り返り、反省やら気づきを踏まえて、未来に向かって歩んでいくという、比較的前向きな歌詞なのだけど、ふたりのやわらかい歌声が気持ちを素直にさせることも手伝って、反対にそのやさしさが心にずしりとくる不思議な曲だ。

真綿で首をしめつけられるというか、やわらかいナイフで刺されたような感じというか。やさしさは有り難いことの方が多いけれど、時として辛く思えるときもある。そんな感覚と似ていて、大きな失敗をしたり大恋愛が破局したりというガツンと大きなインパクトを残すことよりも、静かに内省するほうが辛かったりもする。じわじわと胸を締め付けられて何度聞いても涙が出る。当然、コンサートでも相方さんと並んで静かに涙を流しましたとさ。

昔のテゴマスのあい、まほうと過去映像もみてきたけれど、もちろんファンタジー的なエッセンスも楽しかったしまた観たいとも思う。でも青春魂は、歌だけに集中すると決めて、本気で歌うとこんなにも心に突き刺さるんだという、テゴマスの覚悟を感じたコンサートだった。 年をとっても、ずっと続けて欲しいステージです。




Add Comments

名前
 
  絵文字
 
 
ギャラリー
  • カイピリーニャ